ワーママの夕食づくり、1週間乗り切り術(保育園児編)
ワーママって本当に忙しいですよね。
必死に仕事を終わらせてきて(中途半端でも強制終了)、必死にお迎え時間に間に合わせて、何とか家に辿り着いたときにはもうクタクタ…。なのに、ここから第二ラウンドがスタートするわけです。
個人的には、長男3歳・長女0歳のときの、2回目育休明けのときが一番辛かったです…。
夫は早朝から深夜までいないワンオペ状態で、食欲旺盛な長男と、離乳食&母乳の長女。
辛すぎて記憶ももはやあやふや。
そんな中、毎日の夕食をどのように乗り切ってきたか、実践してきた方法と1週間のリアルな献立をお伝えします。
食事の一番の目的は「健康になるため」
「食育」だったり「文化」だったり「母の愛」だったり「娯楽」だったり…食事って、色々なものを背負わせられすぎてるように感じます。
余裕があればそれでもいいけれど、いつも微塵も余裕がないワーママ。
「食育のために一汁三菜…!」とか、絶対ムリです。
私の場合は、食事の目的を「健康になるため」だと定めて、その他の優先順位は下げました。
優先順位を下げたものは、例えば「一汁三菜」「バリエーション」など。
ベースは「健康的な一品料理」か、「健康的な単品料理の組み合わせ」です。
考え方をこれに変えてから、「副菜つくらねば…」の呪縛から開放されて、だいぶ気持ちも時間も楽になりました。
そして調理にかかる時間を圧縮した分、5分でもいいから子どもと遊んだり、保育園帰りに図書館に寄る時間にあてることができました。
保育園で1日に必要なカロリーの半分を摂取
保育園の給食。栄養士さんがきちんと計算したレシピをもとに、調理さんが手作りでつくってくださる保育園の給食。
家ではなかなか箸が進まない子も、保育園だと完食…なんて話もよく聞きます。
この保育園の給食、実は結構、量もしっかりしていて、お昼ご飯とおやつで、一日の必要なカロリーの半分は取れてたりします。
であれば、朝夕は多少手抜きでも、発育上はそこまで問題ないはず。
更に、「1周間トータルで、栄養バランスが取れてればよし」と考えることで、毎日のメニューにそこまで悩まなくなりました。
週末に鍋で野菜をたっぷり摂ったなら、次の日の夕食の野菜はミニトマトだけでも問題ない。
とある1周間の献立を公開
基本方針は「野菜とタンパク質と炭水化物ががとれてればオッケー。品数にはこだわらない」です。
究極の食事を参考に、タンパク質は魚メインでたまに鶏肉、さらにたまーに豚肉です。
究極の食事については、下記の本がおすすめです。エビデンスに基づいた「本当に健康的な食事は何か」について書かれています。
で、実際の献立は以下。
- 月曜
焼き魚と野菜スープとめかぶ - 火曜
肉料理(鶏肉トマト煮、蒸し鶏など)とブロッコリーとミニトマト - 水曜
焼き魚と野菜スープともずく酢 - 木曜
一品料理(カレーとかシチューとか) - 金曜
サボる日。お惣菜を買って帰ります。親子ともども楽しみな日!
えーと、以上です。シンプル!
土日は夫の状況により、調理に時間がかけられそうだったら揚げ物などもしたりします。
帰宅後は時間がない。調理は朝に
基本的に朝つくる派です。魚も朝焼いて、帰ってきたらレンチンです。
焼きたてが美味しい?そうですね。でも気にしません。
保育園児、魚焼き上がるの待ってられません。
肉とか一品料理はホットクックで調理
肉料理、一品料理、スープ類はホットクックで朝作ります。
帰ってきたら作りたてが即食べられる…!温め直しの手間もいらない…!
ホットクックはワーママにおすすめアイテムです。
カレーとかシチューってつくるの気楽だし子ども受けいいし、多用したいレシピである反面、どうしても調理時間がかかるから帰宅後につくるにはハードル高い。
かといって出勤前につくると、覚めるまで冷蔵庫に入れられなくてやきもきするし、帰宅後は温め直す時間も惜しい。
ホットクックだと予約調理ができるので、帰宅後、即、できたてホカホカが食べられます…!
野菜はスープで摂取
うちの子たち、野菜得意ではなかったのですが、スープにすると食べてくれました。これもホットクックでつくります。ポタージュなんかもよくつくります(ほうれん草、かぼちゃ、ゴボウなどなど)
魚はオイシックスの「骨取りシリーズ」
魚はオイシックスの「骨取りシリーズ」を多用してました。これ、あらかじめ骨を取ってある切り身なので子どもにも食べやすく、しかもおいしい。
デメリットは高いこと…。ですが、外食よりは安く、栄養価も高いため、そこは必要経費として目をつぶります。
保育園時代は本当に忙しい。
頼れるモノはどんどん活用して、今日を生き抜こう
今回は「保育園児編」として書いてみましたが、今は上の子は小学生、下の子も年中となり、一番大変だった頃より大分落ち着きました。
「ちょっと待ってて…!」と言えば(少しの間なら)待っててくれる。
つまり、ピークの忙しさは数年のこと。
この時期を、できるだけ子どもとの時間を持ちつつ、母が笑顔で過ごすためにも、便利な家電を使ったり、「インスタ映えは無視!サク飯・ズボラ飯バンザイ!」と割り切ることって、重要なんじゃないかと思っています。
だって、調理するよりも、小さい頃の子どもとお話したり遊んだりする方が、何倍も大事だって思うから…!
在宅ワークを始めてわかった、意外なデメリット
地獄のような通勤電車に乗らなくていい…
自分のペースで仕事できる…
子どもが帰ってきたときに出迎えられる…
等々、いいことずくめのような在宅ワーク。
私も、「在宅ワークってメリットしかないんじゃ??」と考えて、在宅ワークに踏み切った一人です。
でも、実際に始めてみて、意外なデメリットがあることがわかりました。
「インプットが不足すること」が最大の課題
いきなりですが、私が考える在宅ワーク最大のデメリット。
- 「通勤する会社員」と比べて、「インプット不足」に陥る
これだと思います。
インプット不足に加えて、インプットが偏ることもあります。
どうしてインプットが不足したり、偏ったりしてしまうのか。理由を見ていきたいと思います。
【理由1】時間確保できない
会社に勤めている人は、大抵、電車で通勤することが多いと思います。
電車内の時間を、読書などインプットにあてている人、多いのではないでしょうか。
私も会社員時代、電車に乗っている20分程度の時間は、大抵本を読んでいました。
それも、自分の好きな小説…とかではなく、「業務上読むべき資料」とか「上司から勧められたビジネス本」とか。
正直、「ビジネス本大好き!」というわけではないので、普段家でのんびりしているときはなかなか手が伸びなかったりします。
でも、通勤電車という閉鎖空間では、暇に任せて読み進められたりします。
そして案外、そういう「最初はあまり興味がなかった」本の方が、逆に発見や学びがあったりするもの。
自分の好きなタイプの本って、結局自分が好きなこと、馴染み深いことを言葉を変えて繰り返してるだけだったりするので…。
「在宅ワークでも時間つくって読めばいい」といえばまったくその通りなんですが、他のアウトプット系の仕事に時間を取られ、インプットはついつい後回しになりがち。
在宅ワーカーこそ、インプットの時間を強制的に確保すべき、と、自戒を込めて書いておきます。
カフェに行く時間をつくって、そこでインプットをするとか、毎日仕事始めはインプット1時間から始めるとか、そのような工夫が必要かと思います。
【理由2】「与えられたインプット」が減る
職場に行くとたくさんの人が働いており、少なからずコミュニケーションが生まれます。隣の席の人と雑談したり、後輩から仕事の相談に乗ったり。
ミーティングなどで、自分以外の仕事について共有を受けることもあるでしょう。
そこで得られるインプットって、実はすごく貴重なものであったと、今は思います。
雑談から企画のアイデアを思いついたり。後輩の相談相手になるうちに、自分の仕事のスタンスを整理できたり。
他の仕事の共有から、自分の仕事の問題解決のヒントをもらうことも。
在宅ワークをしてると、そのような、勝手に向こうからやってくる、いわば「与えられたインプット」がごっそりなくなります。
すべてのインプットは、自分次第。自分が動かなくては、情報は入ってこなくなります。
【解決策】書店への散歩を日課に
このWebの時代にアナログな解答ですが…書店にはWeb検索にはない強みがあります。
それは、「ランダムな情報が入ってくること」。
本屋を入口付近からグルリと一周すると、新刊本、ベストセラー、書店員のおすすめ本など、自分の興味分野に関わらず、様々な情報を目にします。
一周し終わる頃には、大体のトレンドや時流が掴めます。今何が流行っているのか。どんな文脈の本が支持されているのか。はたまた、去年まで流行ってたもので残ってるもの、消えたものは何か…。
まったく今まで興味なかったけれど読んでみたくなる本に出会えるかもしれません。
Webは、自分の持ってる検索ワード以上のものは出会いにくいため、情報収集として広がりにくいのです。
私は長らく雑誌編集をしてきたのですが、企画に煮詰まると、大体において書店へ散歩に行っていました。通いすぎて、配置もほぼ覚えてしまっていたのですが、それでもいつでも、行くと何かしらのヒントを得ることができました。
【解決策】人と会う
正直、私は内向型なので、家で一人でのんびりしているのが大好きです。人に会うのは億劫だし、会ってる最中は目が泳いでるし、帰ってからドッと疲れます。
でも人と会うことで、毎回何かしらのインプットを得られることが多いと感じています。
それも、自分では絶対たどり着けなかったであろう、自分の守備範囲外の、けれど今の自分にとって、かなり有益なインプットであることが多い。
悩みをこともなげに解決してもらったり、次の一歩を決める際に、かなり重要なヒントであったり。
人と会わずに済む在宅ワーカーだからこそ、人に会う機会を無理やりにでもつくり、「人に会うことを面倒くさがらない」よう、自分を戒めています。
そう、人に会うことはトレーニング…!
在宅ワークを長く続けるために、「書を捨てよ、街へでよう」
今回はあえて、在宅ワークのデメリットを書いてみました。
が、基本的には在宅ワークは、私のような子育て中の人間にとってメリットが大きいです。
まず、小学生の長男は、私が家にいることで早く帰宅できるようになり、家で自分のペースで宿題にとりくんだり、読書したりとゆったりすごしています。
元々のんびり気質の彼にはこれが合っていたようで、学童に通っていたころよりも、目に見えて落ち着きました。
保育園時代よりも小学生になってからの方が、親は家にいた方がよいのでは…との考えは、以前も記事に書いたことがあります。
その他、小学校・保育園の平日の行事にも参加しやすくなります。習い事も、土日に限らず選ぶことができます。
そもそも、通勤に時間を取られることがないので、家族に使う時間を増やすことができました。
だからこそ、在宅ワークでも質の高い仕事ができるよう、デメリットを克服する方法を身に着けなくては、と思うのです。
在宅ワークだから、「スキマ時間で」「簡単にできる」ではなく、きちんと成長して、やりがいがあり、社会貢献ができるようになる。
そうして、在宅ワークがもっともっと広まって、誰しもが家庭の事情でキャリアを分断することなく、自分に合ったペースで働けられればいいなと思っています。
真夏の調理に!ホットクックのおすすめ利用方法
真夏の調理の救世主
真夏の調理…辛いですよね。
我が家はセミクローズドなタイプの対面キッチンなんですけど、このキッチンが本当に暑い。
こないだ温度計見てみたら、リビングよりも3度高かったです…体感的にはもっともっと暑いですが。
そんな夏の調理にありがたいのが、電動無水鍋の「ホットクック」です。
ホットクックとは何か…一言でいうと、「炊飯器の鍋バージョン」。
材料を入れてスイッチを押せば、カレーやらシチューやら肉じゃがやら、イイ感じに仕上げてくれる優れものです。
予約調理も可能!
うちのは1つ古いモデルですが、最近は白も出たんですね…いいな…。
ホットクック、買ったばかりの頃の感動はこちら↓
ホットクックのメリット
ホットクックのメリット、いっぱいあるのですが、夏場はなんといっても、
・つきっきりにならなくていい
これです。
調理って、炒めたりかき混ぜながら煮込んだりする時間、すごく多い。
火を使うからその場を離れるわけにもいきません。
夏場はほんと、汗ダラダラです。
ホットクックは電動調理してくれるので、材料を入れたら後は全部お任せ。
これ、思った以上にラクです。
炒めたり煮込んだりって単純作業なので、そんなに負荷かからないって思ってました。
が、機械にまるごとお任せしてみて、実はものすごい負担だったってことに気づきました。
機械に任せると、子どもと本気でSwitchで遊んでてもOK。
外出だってもちろんOK。
夕ご飯準備への心理的負担がすごーく減りました。
ちなみに他のメリットは…
・美味しい
無水調理だから素材の味が濃く出て美味しい。
長時間的確に煮込めるので、お肉も柔らかい
・帰宅後すぐ食べられる
予約調理が可能なので、朝仕込んでおけば、温め直す手間もなく、温かい料理がすぐに
食べられます。
ワーママ時代、これにどれだけ助けられたことか。
ホットクック、我が家のおすすめ メイン編
ホットクックを購入して早一年…。
最初はホットクックのレシピ通りつくってましたが、「これ、電動だけど『鍋』なんだから、別に自分の好きなレシピでつくればいいんじゃ…」と気付き、最近は元々持ってたレシピ本なども参考にしてます。
といっても、材料と味付け真似るくらいで、あとはすべてホットクックにぶち込んでスイッチ押すだけ。
ホットクックは自動調理と手動調理があるので、つくりたい料理が自動調理メニュー内にあれば、そのボタンを押しています。
で、色々つくってきましたが、我が家でヘビロテになっているメニューは以下です。
・無水カレー
…ホットクックといえばやっぱりこれ。
水なしで、トマトとセロリと玉ねぎの水分だけで煮込むカレー。
手羽元を使うのだけど、ホロホロに柔らかくなるので、骨から身がすぐ離れて本当においしい。
無水カレーに限らず、ホットクックではカレーよくつくります。
普通のルーのカレーもつくるし、ドライカレーもおいしい。
あとシチューも。
・豚汁
…家族みんなが好きな上に、野菜から肉から全部入ってる万能食、豚汁。
いままで材料炒めてから煮込んで、結構面倒だったのだけど、ホットクックの自動メニューで十分美味しくできる。
夏も豚汁食べてます
・豚の角煮
…これも本当においしい。
お店の角煮みたいにホロホロで味もしみしみ。
角煮好きで、ホットクック購入前もチャレンジしたことあったけど、手間がかかる割になかなか美味しくできず…。
ホットクックでは、手間がなくなりおいしくなり…と、いいことづくめ。
・煮豚
…バラ肉でつくるのが角煮だけど、ロースやもも肉で煮豚もよくつくります。
こちらは自動メニューはないので、手動で40分とか煮込む。
レシピは適当に、持ってるレシピ本の味付けでつくってしまいます。
角煮はおもてなし用で、煮豚は手土産に。
ホットクック、我が家のおすすめ 副菜編
・温野菜
…温野菜といっても、ブロッコリーとかジャガイモとか加熱しただけなんですが…。
が!これが無水調理なのですごくおいしいし、何よりラク。
ブロッコリー、ゆでるの面倒じゃないですか?
水たっぷり鍋にいれて、沸かすのだって時間かかるし。
そしてお湯沸かすの、暑いし。
ホットクックだと、小房にわけたブロッコリーを、少しの水と一緒に入れて、手動で2分。
(高温になってから2分なので、実際はもう少し時間かかります)。
ほぼ無水なので、湯切りも早いし、本当にラク。
我が家ではブロッコリーの出番が格段に増えました。
ジャガイモは洗って皮付きのまま、まるごと40分。
時間はかかりますが、その分ホクホクで甘い。
時間かかるっていっても、ほったらかしだし…。
一方、ホットクックがいまいち苦手なのが、葉物を茹でること。
ほうれん草、小松菜など茹でてみたのですが、加熱しすぎでフニャフニャになってしまったりと、タイミングが難しい…こちらは研究中です。
・煮びたし
…煮びたし。
これを覚えてから、ホットクックの稼働率が格段に高まりました。
基本は、ほうれん草、小松菜、キャベツなどの葉物野菜。
それに、油揚げ、ツナや厚揚げなどの出汁がでるたんぱく質素材をプラスして、味付けに顆粒だしパラパラとしょうゆをたらり。
そして手動で4分程度。
味見してみて薄かったら、かつお節を足したりします。(適当です)
これ、かなり美味しい。
野菜を摂るのに、スープにすることが多かったのですが、夏場は暑くてスープがつくれない。
つくっても、こどもから「熱いよー」と悲鳴が出る。
煮びたしは冷やしても美味しいし、お勧めです。
手間を減らして、でも食事はおいしく健康的に
ホットクックって何がいいかって、調理に向かうハードルをすごく下げてくれることだと思います。
火を使う調理って、どんなに簡単でもつきっきりになってなきゃいけないし、火事ややけどの危険もあるし、やはりどこか、気を張るんですよね。
「スイッチ入れたあとは放っておける」
これって本当にラク。
手間はもちろん、気持ちが本当に開放されます。
おすすめです。
※ほったらかし料理といえば、シンプルにオーブン料理もおすすめです。
ベストな引っ越し会社は毎回変わる!安くて良い会社の見つけ方
新しい街と住居…新生活を始めるのは心が躍ります。
その前に立ちはだかる、気が重いイベント…
そう、引っ越しです。
「引っ越し好き!」という人もいるらしいですが、私は嫌いです。
終わらない箱詰め、大量に発生するゴミ。
夏場の引っ越しでイライラしている引っ越し屋のお兄さん(怖い思い出)。
そして…高い引っ越し費用。
見積もりのために人が来るのも、正直面倒…。
とはいえ、東京に住み始めて早20年。
その間、ずっと賃貸暮らしで、結婚し、子どもが産まれる度に引っ越してきました。
そしてトドメの、福岡移住に向けての引っ越し。
引っ越し会社選び歴も長くなり、今回の長距離引っ越しについてはかなり本気で取り組んだので、引っ越し会社の選び方について、コツがわかってきました。
ベストな引っ越し会社は毎回変わる!前回よかったから今回も…は通用しない
引っ越し会社、どうやって探しているでしょうか?
知人からオススメ聞いたり、前回の引っ越しのとき対応良かったから…とリピートしたり。
でも、そうやって見つけた会社が、今回の引っ越しのベストな会社になるとは限らないのです。
では、どうやってベストな会社を見つけるのか。
結論としては、
「相見積もりすること」
これに限ると思います。
引っ越しの度に、相見積もりをするべき理由
相見積もりとは、一社だけでなく複数社から見積もりを取ること。
引っ越しの場合は、その度に相見積もりすることをおすすめします。
理由は2つ。
◆【理由1】引っ越しは完全オーダーメイドプランのため
引っ越しの値段を決める要素は
- 「荷物を出す時間帯」
- 「時期(繁忙期・オフシーズン)」
- 「移動距離」
- 「荷物の量」
主にこの4つ。
この4つが揃うことは、まずありません。
仮に荷物の量がまったく同じだとしても、引っ越し元・引っ越し先、移動距離や時期が同じになることはないはず。
なので、前回の引っ越しのときに「安くてすごくいい会社」だったとしても、今回の会社が同じであるとは限らないのです。
前回の引っ越し時は、たまたま空いてる日で安くしてもらえたかもしれないけれど、今回はたまたま混雑する日でグンと高くなる…ということもあり得ます。
そして、同じ日でも別の会社であれば、「たまたまトラック空いてて安くできる」という可能性だってありえます。
「まったく同じ条件の引っ越し」は存在しないため、「ベストな引っ越し会社」もその都度変わるのです。
◆【理由2】引っ越し会社はそれぞれ「得意分野」があるため
引っ越し会社はそれぞれ、得意分野があります。
- 「楽々パック」的な、何から何までお任せできるプランなど、オプション豊富で安心な会社
- プランを絞っているから、引っ越し費用が安く済む会社。
- 短距離or長距離移動が得意な会社
- 「東京-福岡間」など、特定区間の引っ越しに強い会社
ちなみに私たち一家は東京から福岡に移住するので、先日引っ越し見積もり祭りをしたのですが、この福岡引っ越し本舗、他の会社の半値をつけてきてびっくりしました…。
半額って!
相見積もりのメリット
- 価格競争が生まれる
相見積もりする一番のメリットは、価格競争が生まれることです。
大体どこの会社も、最初に出してくる金額には、結構な額の利益を乗っけています。
そして相見積もりしていることを伝えると、大体どこの会社も「他社さんはいくらくらいでしたか?」と聞いてきます。
見積もりで出揃った最低金額をベースに、各社に値引き交渉ができるのです。
なので、「大事なものを運ぶのでどうしても大手に頼みたい!」などの理由がある場合でも、交渉材料として、2〜3社で相積もりはすべきです。
相見積もりのデメリット
- 時間と手間がかかる
相見積もり、デメリットはずばり、時間と手間が取られること。
引っ越しの見積もりって結構面倒ですよね。
書類書いて、お部屋を見せて回って…。
家の中が散らかしっぱなしなのも恥ずかしいし、「物が多い」と判断されて、見積もり金額をアップされかねないので、ある程度の片付けが必要になるし。
3〜4社となると1日じゃ終わらなかったりします。
- 最適な会社の見極めが難しい
また、家電などの既製品の買い物と違って、「安い=最適解」ではないのが、引っ越し会社選びの難しいところです。
いくら安いといえども、作業する方の態度が悪かったり、約束の時間が守られなかったり、最悪、物を壊されてしまったり…なんてことになったら元も子もありません。
納得のいく費用と質を兼ね備えた会社を見つけるのは、結構難しいです。
- 相見積もりの候補となる会社を見つけるのが難しい
そもそも、会社を候補の会社を見つけるのも大変です。
いざ見積もり依頼!となっても、パッと思い浮かぶのは、CMを流しているような大手の会社くらいではないでしょうか。
言うまでもなく、大手だけで相見積もりしても、業界の安値には届きません。
相見積もりのコツ
というわけで、相見積もりは絶対にやった方がよいのですが、いかんせん面倒…。
それでも、手間と時間を省略できるコツがあるので、ご紹介します。
自宅での見積もりを、一気に複数社で行う
我が家の場合は手間削減のため、事前に会社に断りを入れた上で、複数社同時に来てもらって見積もりしてもらってました。
会社の営業さん、気まずいかな?気を悪くしないかな?と若干心配したのですが、結構あるらしく、割と平然となさってました。
ちなみに見積もり金額は、他社さんに知られないようコソッと教えてくれます。
費用の理由を聞いて、比較する
相見積もりの際、総額だけを見て決めるのは危険です。
できれば、「その金額の理由」を聞くのをオススメします。
- 「荷物の量的に、トラック1台でいけそうだから安くできた」
- 「たまたまトラックが空いている日だったから安くできた」
- 「他の家族の荷物と相乗りしていくので安くできた」
など、聞いた理由が納得いくものであれば、安心して依頼できます。
我が家が相見積もりを依頼した際、半値を出してきた会社はまさに、「他の家族の荷物と相乗り」パターンでした。
逆に、他の会社よりも明らかに少ない人員・トラックで見積もってきた会社は、引っ越し当日の遅延などのトラブルのリスクがありそうです。
引っ越し見積もりは「早め」が吉
引っ越しの相見積もり、そして価格交渉は、手間ですがやった方がお得に引っ越しできます。
そしてもう一つ、引っ越し見積もりはとにかく「早め」に行うのが吉です。
会社によっては「早割」などの割引対象になることもありますし、会社としても日時に余裕がある方が、より値引きに応じてくれます。
逆にギリギリの日取りで見積もりすると、こちらの足元を見て高めの見積もりを出してきがちです。
時間的余裕があれば、各社の見積もり比較もしっかりできます。
余裕をもって、納得行く引っ越しをしましょう~。
大手町牧場は、夏の子連れのおでかけに最適!
真夏のおでかけ…どこに行く?
暑い夏…外を歩くだけでも汗ダラダラ。
最近の真夏の暑さは身の危険すら感じます。
とはいえ、子どもたちとずっと家にいるのは限界があります。
運動不足も心配だし、家の中でできる遊びも限られてる。
片づけても片づけても散らかる部屋…。
「暴れちゃダメ!」といっても暴れ、ご近所への騒音も気になるし。
つまりは、親のストレスもMAX。
そんな中行ったのが、都心ど真ん中、大手町にある「大手町牧場」。
小2、年中、0歳を引き連れて行ったのですが、なかなかよかったので、お伝えします。
大手町牧場、どんなところ?
■基本情報
- 所在地 東京都千代田区大手町2-6-2 JOB HUB SQUARE 13階
- 開設時間 平日 12:00~18:00、土 12:00~17:00 (日祝は休館)
- 目的 地域産業の担い手となる酪農・観光牧場分野の人材を育成し、地方創生に貢献する
■どんな動物がいるの?
私たちが行った2018年6月末は、
- ヤギ
- アルパカ
- ミニブタ
- 牛
がいて、エサをあげたりできました。
その他エサをあげることはできませんが、
- フラミンゴ
- 烏骨鶏
- フクロウ4種
もいました。
※飼育動物の種類および頭数は変更になる可能性があるとのこと
■何ができるの?
エサが100円で売ってるので、あげることができます。
その他、要予約・別料金(1000円)ですが、アイスクリームづくり体験やバターづくり体験もできます。
■どこにあるの?
オフィス街である大手町の、オフィスビルの13階にあります。
■どうやって行くの?
事前予約・もしくは受付にて申し込み。
HPで予約状況がわかります。
日によっては満席になってしまってることもあるので、予約していくのが無難。
「大手町牧場」、夏の子連れおでかけにピッタリ!その理由とは?
■理由1 アクセスも見学もすべて屋内。暑くない!
真夏のおでかけの大敵は暑さ…。
大手町牧場は地下鉄出口からすぐのビル。
牧場自体もビルの中なので、外を歩かずにすみます。
牧場自体は少し蒸すような暑さはあるものの、真夏の炎天下に比べたらかわいいもの。
1点注意したいのが、最寄り駅である大手町駅の広大さ。
東西線大手町駅からだとすぐですが、他の路線だと延々歩かされる可能性があります。今回私たちは丸ノ内線を使ったので、大手町駅着いてから500メートル近く歩きました。
いいけどね…地下道だからさ…。
都内どこからでもアクセスの良い大手町。
オアゾや日本橋三越などのショッピング施設も近いので、買い物ついでに寄ることも可能です。
■理由2 都心の施設なのに!圧倒的コスパの良さ
この施設、入場料無料です。
見るだけならタダ。
エサやりをする場合も、エサ代100円のみ。
ちなみにエサは干し草状のものがプラカップいっぱいに入っており、結構長持ちします。
「あっという間に食べ終わり、モグモグタイム終了…」ということはありません。
更に、予約制だからか混雑することもなかったです。
私たちが行ったのは土曜日だったにも関わらず、私たち以外は4組程度しかいませんでした。
ゆったりと動物と触れ合え、「ブタって実はかわいいね!」とか「こうやって口を動かすんだね」とか、じっくり観察して子どもたちと会話できました。
子どもとのおでかけって、正直、「子どもが喜ぶかどうか」はバクチみたいなところがあります。
「料金が高い施設だから楽しい」というわけもなく。
けれども親からすると、入場料が高かったり、長時間並んだりの「コスト」を払うと、「何が何でも元取らないと!楽しんでもらわないと!」と思いがち。
子どもにしたらいい迷惑ですよね…スミマセン。
入場料が無料だったりすると、仮に子どもが楽しめなくても、「まぁいっか、そういうこともあるだろ」ですみます。
■理由3 動物たちと適度な距離感で触れ合える
この施設、動物園のふれあい広場のように動物を放し飼いにしているわけではなく、柵越しに動物にエサをあげるスタイル。
ここは人によって、メリットととらえるかデメリットととらえるか分かれるところだと思います。
うちの子、特に小学生の兄は動物に興味があるものの、恐怖心が先行するタイプ。
いわゆるビビリで、ふれあい広場などは怖くて腰がひけて、あまり楽しめてませんでした。
年中の妹は動物大好きですが、潔癖気味で、コロコロのヤギのフンが気になって、これまたふれあい広場ではのびのび遊べてませんでした。
そんな二人にとっては、この「大手町牧場」の距離感はちょうどよかったようで、「楽しい!」と大喜びしていました。
大手町牧場、デメリットは?
デメリット…というほどのものではないのですが、あえて挙げるとすると、
- 小さいこと
でしょうか。
牧場、という名前ですが、当然普通の牧場ほどの規模はありません。
北海道在住の妹に写真を見せたら「…ペットみたいだね」と言っていました。
でも狭い分、動物は身近に見られるし、小さい子を連れて延々歩かなくていいのもメリットに感じています。
それから、牧場なので当たり前ですが、
- 多少、ニオイがある
ということも。
とはいえニオイは少ない方だし、すぐ慣れる程度のもの。
おでかけは、余力を残して、ちょっと物足りないくらいがちょうどいい
子連れでおでかけすると、全力で遊びきる子どもにつきあって、こちらもクタクタになることも多々あり。
でも、家に帰ってからも育児は続く。
体力ゼロになって、イライラしてせっかくの楽しかった1日を台無しにしないためにも、夏のお出かけには、ちょっと余力を残しておきましょう。
大手町牧場は、そんな「ちょっとそこまで」のおでかけに、最適な場所なのでした。
共働き家庭にこそ、「親子で習い事」を勧めたい
共働き家庭の習い事、我が家の場合
子どもが4~5歳になってくると、周りからも「習い事」の話が出てきたりします。
定番はスイミング。
くもんや英語教室なんかも通わせている方が多かったです。
一方で共働きだと、平日に習い事はほぼ無理。
必然的に土日しか使えないので、できることも限られてきます。
そもそも貴重な週末を、習い事でつぶしていいのか…という考えもあったり。
我が家の長男の場合、父と空手、母とピアノ…と、親子で同じ習い事をしていて、これが親にも子にもよい経験になっています。
これから習い事をはじめる人、探している人の参考になれば何よりです。
親子で習い事、メリットは?
現在小2の長男、父とは空手を、母である私とはピアノを習っています。
どちらも保育園の年長から始めました。
約2年が経ち、親子で習うことのメリットが見えてきたので、以下にまとめていきます。
最大のメリットは至ってシンプル。
「親自身が楽しい」です。
子どもの成長って本当にすごい。
こないだまで字が読めなかったのに、気づいたら名前を自分で書いていたり、
こないだまでハイハイしてた気がするのに、なわとびが跳べるようになっていたり。
大人はなかなかそうはいきません。
大人になってから、特に子どもが生まれてからは、何か新しいことにチャレンジしたり、何かを練習して上手くなったり…という経験、あまりないのではないでしょうか。
少なくとも私は成長実感がなくて、子どものすごい成長を見るたびに、「自分も何かを練習してうまくなりたい!」という欲求をずっと持っていました。
だから子どもが「ピアノを習いたい」と言ったとき、迷うことなく自分も一緒に始めることにしました。
始めて見ると…本当に楽しい。
できなかった曲が、練習を重ねるうちにできるようになる。
練習した分だけ、確実に成長する(育児にせよ仕事にせよ、投入した努力分だけ成果が見合うことって、大人になるとなかなか無いし…)
また、芸術系であれスポーツ系であれ、習い事の多くは、結果を出せば称賛されたり認められたります。
育児でも仕事でもない第3の場で認められる可能性があること、これだけで、自分の世界が広がります。
一緒に習い事を始めたことで、親だけではなく、子どもにもいい影響がありました。
習い事の多くは、自宅での練習が必須です。
親も一緒に習い事をすることで、家の練習も、より効果的に取り組めます。
親が練習している姿を見て、「自分もやろう」と思ってくれたり、親としても知識がある分、練習中のアドバイスもより的確なものになり、練習の成果も上がります。
また、習い事が嫌になってきたときも、子どもの気持ちがわかるので、共感して寄り添えます。
練習したのにうまくピアノが弾けるようにならず、レッスン前に気が重くなる。
強い相手がいる空手の練習のときに、逃げ出したくなってしまう。
親である自分も同じ気持ちになることがあるので、子どもに共感した上で、「自分はこうやって乗り切るよ」とアドバイスもできます。
子どもの習い事に何を求めるかは、各家庭それぞれだと思いますが、基本的には
「子どもの人生において、助けとなってくれるスキルorスタンスを身に着けさせたい」
というのが根底にあると思います。
つまりは「子どものため」であるので、親は月謝を払い、送迎をがんばるわけです。
でもそれだけだと、親はつまんないですよね。
がんばって送迎して、子どもがレッスン中は黙って見学。
不真面目な子どもの態度に、必要以上にイライラしてしまったり…。
自分も一緒に習い事をしていた場合、その時間はただ待っているだけでなく、親自身のリフレッシュの時間にもなります。
レッスン・稽古中も自分のことに必死になるため、子どもに必要以上に構うことなく、距離感も適度になります。
共通の趣味を持つものとして、親子の話題も増えます。
息子の場合は、父親よりも数か月早く空手を始めてた分知識もあり、よく父親にアドバイスしています。
ピアノは、発表会で連弾するため、毎日5分だけれど一緒に練習しています。
正直に言うと、私は「子どもの遊びに付き合う」のが苦手です。
「自分好みの絵本を一緒に読む」とか、「自分も食べたいお菓子を一緒につくる」のは楽しく取り組めるのですが。
恐らく夫も同じタイプ。
そんな私たちにとって、習い事を通じて子どもとコミュニケーション取るのはうってつけでした。
費用面、教室探し…親子で習い事の注意点
親子で一緒に習い事、いいことづくめのようですが、いくつか注意点もあります。
当たり前ですが、親の分の費用がかかります。
「親の習い事に使うくらいなら、子どもの教育費にまわしたい」という考え方
もあり、それももっともだと思います。
あくまで我が家の場合ですが、親の分の習い事代は、夫も私も、自分のお小遣い分から出していました。
ランチ代や飲み代をやりくりして月謝分を捻出することで、毎回のレッスンもかなり気合が入ります。
正直、身銭を切っている分、親が月謝を出してくれていた子どものときの習い事とは取り組む姿勢がまるで違います…(親には申し訳ない…)
そもそも、親子が同時にレッスンできるような習い事は、種類が限られています。
メジャーな習い事である、スイミング、英語、はたまたくもん式等の「学問系」は、子どもだけのグループレッスンが基本です。
同時にレッスンできる習い事は、空手、剣道、合気道、柔道、弓道といった武道系に比較的多いです。
また、ピアノを始めとした楽器系は、個人で教えている先生も多く、交渉次第で同じ時間でのレッスンが可能になります。
出張レッスンとして、自宅に来てもらうのもよさそうです。
いずれにせよ、親子レッスンに対応してて、かつ、土日にレッスンできる習い事は探すのがなかなか大変です。
私も、空手もピアノもネットで調べまくりました。
特にピアノ、ヤマハとかカワイとか、パッと名前が出てくるような大きな会社は、あまり土日や親子のレッスンがなかったのですが、個人で教えている先生は、自分でホームページなど持っている方も少なく、苦労しました。
習い事を探せるwebサービスも、色々あるようです。
条件で検索できるので、探しやすいかもしれません。
親も本気で「楽しめる」時間を、習い事が与えてくれる
下記記事の中で、「子どもは思った以上に『両親のストレスが減ってほしい』と望んでいる」と書きました。
習い事も、親子で取り組めるものを選択することで、親のストレスを減らしながら親子共に成長するいい機会となります。
親が楽しみながら新しいことに取り組み、努力する姿を見せることは、子どもの成長にもプラスになると思っています。
忙しくて本を読む暇がないワーママにこそ勧めたい本3選
仕事に追われ、家事・育児に追われ、ワーママは本当に本当に忙しい。
「本読む暇あったら寝たい…」というのが本音ですが、そんな中でも「これは本当に読んでよかった!」と、私自身のその後の行動の指針となった本もありました。
今回はそんな本の中から「これだけはぜひ!」な3冊を、ご紹介したいと思います。
【知育・教育編】しつけに知育に教育…情報がありすぎて、「結局どうすればいいの!?」と迷ってる人におすすめ。
1冊目は「学力の経済学」です。
- ご褒美で釣っては「いけない」
- ほめ育てはしたほうが「よい」
- ゲームをすると「暴力的になる」
こういったことは、育児している人は半ば「常識」として捉えていると思います。
けれど、このような「常識」がどう誕生したかというと、実は教育評論家や子育ての専門家と呼ばれている人たちの、「個人的な経験」だったりします。
だからこそ、相反する主張が出てきたりして、受け手側も迷ってしまう。
そこに一石を投じたのがこちらの本。
筆者は教育経済学者の「中室牧子」さん。
この本の特徴は、「ご褒美で釣ることの是非」や「テレビやゲームの影響」といった育児・教育の常識について、データを用いて明らかにしているところです。
そしてその結果は
- ご褒美で釣っても「よい」
- ほめ育てはしては「いけない」
- ゲームをしても「暴力的にはならない」
というように、常識と反対の答えになるのがこの本の面白いところ。
上記の他にも
- ご褒美は子どもの「勉強する楽しさ」を失わせてしまうのか
- 「友だち」が与える影響
- 教育にはいつ投資すべきか
などについて、教育経済学を用いて明らかにしていってます。
この本に書かれているのは「エビデンスがある」ことばかりなので、信頼に足ると思っています。
「育児書って胡散臭い…」と思っているタイプの方にもお勧めです。
我が家の場合、夫が「自分で納得しないと絶対動かない」タイプなので、この本は教育について夫婦で目線合わせするのに役立ちました。
【夫婦関係編】子育てしている中で、一度でも夫にブチ切れたことがある人すべてにおすすめ
2冊目は「子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法」です。
子どもが生まれるまでは仲の良い夫婦だったのに、子育てが始まった途端、マイペースに過ごす夫にイライラ…。
ちょっと子どもを見てて、とお願いするも、5分もしないうちにテレビ見せて、自分はスマホ…。
それを見て、夫への怒りが沸々と…。
…なんていう経験、結構覚えのある人、多いんじゃないでしょうか。
この本の筆者、ジャンシー・ダンは、フリーランスのライター。
この本は、彼女自身に子どもが生まれ、良好だった夫との関係が喧嘩ばかりになってしまったことに困惑し、あらゆる専門家に相談し、データや研究を調べ、実践していくノンフィクション。
この専門家が興味深いのです。
自分が夫に対して「キレて」しまうことについて悩んでいたジャンシーは、専門家に相談するのだが、この専門家がなんと、「元FBIの人質解放交渉人」。
彼から聞いた「荒ぶる犯人と交渉するための7つのリスニング技術」を夫に伝授し、自分がキレそうになったときに、夫にその技術を使ってもらうことで、ジャンシーはキレることなくコミュニケーションが取れるようになっていきます。
そしてこの本のもう1つの特徴が、多岐に渡る情報。
「夫を憎まずにすむ方法」として、「夫婦間のコミュニケーション法」だけでなく、
- 家事負担
- 子どもとの過ごし方
- お金の不安
- 住居のレイアウト
など、あらゆる角度から問題点を明らかにし、解決法を示してくれます。
計415ページと最近の本にしては厚く、更に図解や無駄な余白などもほとんどないため、物理的な情報量としても多いです。
読んでいて、気づかされること、実践してみたいことが本当に多い。
私が読んでいて驚き、自分の生活を見直そうと思った箇所をご紹介します。
エレン・ガレンスキーという研究者が、「働く親について子どもがどう考えているのか」についての調査を行った結果、驚くべき結果が出たというのです。
以下引用します。
彼女は子どもたちに、こう尋ねた。
あなたの願いごとが1つだけ叶うとします。それはご両親の仕事があなたの生活に影響を与えている、そのあり方を変えるものです。どんな願いごとを望みますか?
そしてエレンは、大人に子どもの答えがどのようなものであるかを想像させた。ほとんどの親が、もっと一緒に時間を過ごしたいと言うのではと考えた。しかしそうではなかった。
子どもたちのもっとも熱烈な望みは、両親のストレスが少なくなってほしい、そして両親の疲労が減ってほしいというものだった。
これを言い当てた親は全体のたった2パーセントだった。
(ジャンシー・ダン『子どもが生まれても夫を憎まずにすむ方法』245Pより)
私も完全に、自分の子どもたちは「『もっと一緒にいたい』と思っている」と思っていたし、そのために、自分に負荷がかかっても、子どもとの時間を捻出せねば!と思い込んでいました。
でもその行動が、もしかしたら私たち家族にとって、かえってマイナスの効果を生み出していたのかも…と気づき、自分の体調やストレス解消の優先順位を上げるようにしました。
【仕事と家庭の両立編】仕事も家庭も中途半端…と悩んでいる人におすすめ
3冊目は「育児は仕事の役に立つ」です。
育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ (光文社新書)
- 作者: 浜屋祐子,中原淳
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2017/03/16
- メディア: 新書
- この商品を含むブログ (3件) を見る
もっと思い切り仕事したい!時間足りない!と思いつつ、何とかタスクをこなし、急いで保育園迎えに行った後は、夕食・お風呂・歯磨き・寝かしつけ…と、もっとゆっくり子どもと向き合いたい!時間足りない!と思いつつ、フラフラになりながら家事・育児をする…。
すごく大変だし頑張ってるのに、何だかどちらも中途半端な気がする。
ワーママだったら、誰しも抱えている悩みかと思います。
この本は、そんな仕事と育児の両立に悩む親に対し、「育児は仕事の役に立つ」という、目からウロコ、かつ大変励まされるメッセージを発しています。
この本は浜屋裕子さんと中原淳さんという、2人の研究者による共著です。
浜屋裕子さんは、いくつかの企業でのビジネス経験を経て、東京大学大学院に入学。
東京大学で「人材開発」の分野で准教授(当時)だった中原淳さんの研究室に入ってきたそうです。
浜屋さんが大学院でやりたかった研究「育児の経験が、ビジネスパーソンの仕事上、どのようなポジティブな影響をもたらすか」が、本書のベースとなっています。
この著者の特徴ともいえるのが、このお二方とも、現役で共働きで子育てしている人たち、いわゆる「ワーママ」「イクメン」であるということ。
本の主題は浜屋さんの研究結果についてですが、著者自身も修羅場をくぐり抜けてきていることもあり、机上の空論にならず、内容に真実味があります。
この本では、共働き家庭が目指す育児を「ワンオペ育児」ではなく夫婦を中心とする「チーム」が協働連携して達成する「チーム育児」とすべき、としています。
「チーム育児」とは、
家庭内での協働、育児情報の共有、家庭外の機関との連携を通してさまざまな人々と協力して育児というプロジェクトを達成する、新たな育児モデル
とのこと。
そして、このチーム育児における「協働の計画と実践」と「家庭外との連携」が、職場でのリーダーシップ行動の向上につながるということを、調査で解き明かしているのです。
ここでいう「協働の計画と実践」とは、『配偶者と役割分担を取り決めたり、それぞれの仕事の状況や体調など、いろんな事情が変わった時にすり合わせをして、また役割分担を書き換えるといったこと』
「妻の仕事の繁忙期に合わせて、夫は仕事のピークをずらして残業ができるようにする」「共通のスケジュールアプリを利用するなどして、常にお互いの仕事と家庭の用事を把握できるようにする」
といったことでしょうか。
また、「家庭外との連携」とは、『保育園との関係づくりやトラブルシューティング、保育園関係のイベントや他の保護者との関係づくりなど』。
本では
共働き育児に欠かせないこうした「家庭外での関係づくり、関係の強化の活動」を積極的に行うことがリーダーシップ行動の向上につながっています。
としています。
捉え方によっては「雑務」でしかない、保育園に関わる様々なことも、仕事上の成長につながるんだ…と考えれば、取り組み方も変わってくるし、精神的にも楽になるな…と私は思いました。
また、この本の中でとても印象的だったのが、
「チルドレンファースト」ではなく「ファミリーファースト」
という言葉。
ファミリーファーストとは、「子どもの幸福を最優先にして家庭の意思決定を行うのではなく、家族メンバー全体の幸福度の総和を最大化することを目指して、家庭のすべての意思決定を行う」ということです。
いっぽう、チルドレンファーストとは、「親が多少犠牲をはらってでも、子どもを最優先して意思決定しよう」ということです。
続けて著者の中谷さんは、「『チルドレンファースト』で親が犠牲になると、その不満はいつか子どものほうに向くからです」とも書かれていました。
この本を読むまで、私は完全に「チルドレンファースト」になっていました。
それで自分も納得して、いつも笑顔でいられればいいのかもしれませんが、実際は「なんで私ばっかり我慢して…」という思いもぬぐえず、イライラすることも多かったように思います。
夫が「子ども最優先」ではないことに対しても、モヤモヤしており、少しでも自分のことを優先させようとしたら、突っかかり、喧嘩になっていました。
ですので、「ファミリーファースト」=「家族メンバー全体の幸福度の総和を最大化」という言葉を見たときに、ストンと腹落ちして、すぐ夫にも「『ファミリーファースト』を目指そう」と共有しました。
そこからは、隔週に一度、夫と子どもたちだけで夜過ごしてもらい、自分は興味分野の勉強会に出席したりと、罪悪感なく自分の時間を持てるようになりました。
良質な情報は、きっとワーママ生活を助けてくれる
世の中に育児情報は溢れていて、そして残念ながら、エビデンスが不確かな情報も多く出回っています。
一方で、科学的根拠に基づいた、信頼のおける情報もあり、それらはきっと、ワーママ生活を助けてくれるはず。
現に、私は今回ご紹介した3冊の本に随分励まされたし、行動の改善のきっかけにもなりました。
今でもよくパラパラとめくり、前回とは違うところで、「そうか、そうだよなぁ。これ実践しよう」とヒントをもらっています。
(子どもは成長するので、悩みも月単位で変わりますよね…)
何も、最初から最後まで、しっかり読み通す必要はなく、目次で気になるところだけ読む、でもいいと思います。
忙しいワーママ生活が、楽しく、より充実したものとなりますように。