ベストな引っ越し会社は毎回変わる!安くて良い会社の見つけ方
新しい街と住居…新生活を始めるのは心が躍ります。
その前に立ちはだかる、気が重いイベント…
そう、引っ越しです。
「引っ越し好き!」という人もいるらしいですが、私は嫌いです。
終わらない箱詰め、大量に発生するゴミ。
夏場の引っ越しでイライラしている引っ越し屋のお兄さん(怖い思い出)。
そして…高い引っ越し費用。
見積もりのために人が来るのも、正直面倒…。
とはいえ、東京に住み始めて早20年。
その間、ずっと賃貸暮らしで、結婚し、子どもが産まれる度に引っ越してきました。
そしてトドメの、福岡移住に向けての引っ越し。
引っ越し会社選び歴も長くなり、今回の長距離引っ越しについてはかなり本気で取り組んだので、引っ越し会社の選び方について、コツがわかってきました。
ベストな引っ越し会社は毎回変わる!前回よかったから今回も…は通用しない
引っ越し会社、どうやって探しているでしょうか?
知人からオススメ聞いたり、前回の引っ越しのとき対応良かったから…とリピートしたり。
でも、そうやって見つけた会社が、今回の引っ越しのベストな会社になるとは限らないのです。
では、どうやってベストな会社を見つけるのか。
結論としては、
「相見積もりすること」
これに限ると思います。
引っ越しの度に、相見積もりをするべき理由
相見積もりとは、一社だけでなく複数社から見積もりを取ること。
引っ越しの場合は、その度に相見積もりすることをおすすめします。
理由は2つ。
◆【理由1】引っ越しは完全オーダーメイドプランのため
引っ越しの値段を決める要素は
- 「荷物を出す時間帯」
- 「時期(繁忙期・オフシーズン)」
- 「移動距離」
- 「荷物の量」
主にこの4つ。
この4つが揃うことは、まずありません。
仮に荷物の量がまったく同じだとしても、引っ越し元・引っ越し先、移動距離や時期が同じになることはないはず。
なので、前回の引っ越しのときに「安くてすごくいい会社」だったとしても、今回の会社が同じであるとは限らないのです。
前回の引っ越し時は、たまたま空いてる日で安くしてもらえたかもしれないけれど、今回はたまたま混雑する日でグンと高くなる…ということもあり得ます。
そして、同じ日でも別の会社であれば、「たまたまトラック空いてて安くできる」という可能性だってありえます。
「まったく同じ条件の引っ越し」は存在しないため、「ベストな引っ越し会社」もその都度変わるのです。
◆【理由2】引っ越し会社はそれぞれ「得意分野」があるため
引っ越し会社はそれぞれ、得意分野があります。
- 「楽々パック」的な、何から何までお任せできるプランなど、オプション豊富で安心な会社
- プランを絞っているから、引っ越し費用が安く済む会社。
- 短距離or長距離移動が得意な会社
- 「東京-福岡間」など、特定区間の引っ越しに強い会社
ちなみに私たち一家は東京から福岡に移住するので、先日引っ越し見積もり祭りをしたのですが、この福岡引っ越し本舗、他の会社の半値をつけてきてびっくりしました…。
半額って!
相見積もりのメリット
- 価格競争が生まれる
相見積もりする一番のメリットは、価格競争が生まれることです。
大体どこの会社も、最初に出してくる金額には、結構な額の利益を乗っけています。
そして相見積もりしていることを伝えると、大体どこの会社も「他社さんはいくらくらいでしたか?」と聞いてきます。
見積もりで出揃った最低金額をベースに、各社に値引き交渉ができるのです。
なので、「大事なものを運ぶのでどうしても大手に頼みたい!」などの理由がある場合でも、交渉材料として、2〜3社で相積もりはすべきです。
相見積もりのデメリット
- 時間と手間がかかる
相見積もり、デメリットはずばり、時間と手間が取られること。
引っ越しの見積もりって結構面倒ですよね。
書類書いて、お部屋を見せて回って…。
家の中が散らかしっぱなしなのも恥ずかしいし、「物が多い」と判断されて、見積もり金額をアップされかねないので、ある程度の片付けが必要になるし。
3〜4社となると1日じゃ終わらなかったりします。
- 最適な会社の見極めが難しい
また、家電などの既製品の買い物と違って、「安い=最適解」ではないのが、引っ越し会社選びの難しいところです。
いくら安いといえども、作業する方の態度が悪かったり、約束の時間が守られなかったり、最悪、物を壊されてしまったり…なんてことになったら元も子もありません。
納得のいく費用と質を兼ね備えた会社を見つけるのは、結構難しいです。
- 相見積もりの候補となる会社を見つけるのが難しい
そもそも、会社を候補の会社を見つけるのも大変です。
いざ見積もり依頼!となっても、パッと思い浮かぶのは、CMを流しているような大手の会社くらいではないでしょうか。
言うまでもなく、大手だけで相見積もりしても、業界の安値には届きません。
相見積もりのコツ
というわけで、相見積もりは絶対にやった方がよいのですが、いかんせん面倒…。
それでも、手間と時間を省略できるコツがあるので、ご紹介します。
自宅での見積もりを、一気に複数社で行う
我が家の場合は手間削減のため、事前に会社に断りを入れた上で、複数社同時に来てもらって見積もりしてもらってました。
会社の営業さん、気まずいかな?気を悪くしないかな?と若干心配したのですが、結構あるらしく、割と平然となさってました。
ちなみに見積もり金額は、他社さんに知られないようコソッと教えてくれます。
費用の理由を聞いて、比較する
相見積もりの際、総額だけを見て決めるのは危険です。
できれば、「その金額の理由」を聞くのをオススメします。
- 「荷物の量的に、トラック1台でいけそうだから安くできた」
- 「たまたまトラックが空いている日だったから安くできた」
- 「他の家族の荷物と相乗りしていくので安くできた」
など、聞いた理由が納得いくものであれば、安心して依頼できます。
我が家が相見積もりを依頼した際、半値を出してきた会社はまさに、「他の家族の荷物と相乗り」パターンでした。
逆に、他の会社よりも明らかに少ない人員・トラックで見積もってきた会社は、引っ越し当日の遅延などのトラブルのリスクがありそうです。
引っ越し見積もりは「早め」が吉
引っ越しの相見積もり、そして価格交渉は、手間ですがやった方がお得に引っ越しできます。
そしてもう一つ、引っ越し見積もりはとにかく「早め」に行うのが吉です。
会社によっては「早割」などの割引対象になることもありますし、会社としても日時に余裕がある方が、より値引きに応じてくれます。
逆にギリギリの日取りで見積もりすると、こちらの足元を見て高めの見積もりを出してきがちです。
時間的余裕があれば、各社の見積もり比較もしっかりできます。
余裕をもって、納得行く引っ越しをしましょう~。