5人家族に適切な家の面積とは?
家に求める条件とは?
今まで散々、住まいを探し引越しもし、夫婦でも何度も話し合ってきました。
結果、私たちが住まいに求める、どうしても譲れない条件が見えてきました。
1つ目は、「適切な広さの家である」ということ。
2つ目は、「長い通勤ラッシュに巻き込まれない」こと。
3つ目は、「適切な家賃で住める」こと。
4つ目は、「安全な場所である」こと。
1つずつ見れば、どれも当たり前のことのようなこと。
ただ、東京でこれを同時満たそうとすると、途端に難易度が上がるのです…(というか、結局今まで見つけられなかった)。
今回は、そのうち1つ目、「適切な広さの家」について、改めて考えてみたいと思います。
家の適切な広さって?
どのくらいの広さを「普通」とするかは人それぞれ。
居住面積はミニマムにして、その分便利な都心に住む、というライフスタイルも流行っているようだし、一方で、広さが心の安寧をもたらすタイプの人もいる。
ここでは参考までに、国交省が発表している「誘導居住面積水準」を引っ張ってみようと思います。
ちなみに「誘導居住面積水準」とは下記。
誘導居住面積水準は、世帯人数に応じて、豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要と考えられる住宅の面積に関する水準であり、都市の郊外及び都市部以外の一般地域における戸建住宅居住を想定した一般型誘導居住面積水準と、都市の中心及びその周辺における共同住宅居住を想定した都市居住型誘導居住面積水準からなる。(住生活基本計画(平成23年3月15日閣議決定)より抜粋)
※引用元
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/html/nss00000.html
ざっくりというと
「楽しく豊かに生活するための、家族人数に応じた住居の面積(都会バージョンと郊外バージョンがある)」
です。
誘導居住面積水準は、以下の計算式で算出できます。
(1)一般型誘導居住面積水準
1) 単身者55m2
2) 2人以上の世帯25m2×世帯人数+25m2
(2)都市居住型誘導居住面積水準
1) 単身者40m2
2) 2人以上の世帯20m2×世帯人数+15m2
注1 上記の式における世帯人数は、3歳未満の者は0.25人、3歳以上6歳未満の者は0.5人、6歳以上10歳未満の者は0.75人として算定する。ただし、これらにより算定された世帯人数が2人に満たない場合は2人とする。
2 世帯人数(注1の適用がある場合には適用後の世帯人数)が4人を超える場合は、上記の面積から5%を控除する。※引用元
https://www.mlit.go.jp/hakusyo/mlit/h24/hakusho/h25/html/nss00000.html
この計算式で計算してみると、我が家→5人家族(夫婦+7歳+4歳+0歳)の場合、現時点で
・郊外の戸建て住宅の場合 112.5㎡
・都市部のマンションの場合 85㎡
となります。
ちなみにこの計算式、子どもが小さいとその分必要な面積も小さくなるようにできてるので、仮に一番上の子が中学生になったとすると、
・郊外の戸建て住宅の場合 143.75㎡
・都市部のマンションの場合 110㎡
が、子どもがいる5人家族の適切な面積、ということになってきます。
5人家族になった今、取りうる選択肢は?
私たちの場合、1人目が生まれたときは55㎡(マンション)、2人目のとき68㎡(戸建)、そして3人目を妊娠してる現在は78㎡(マンション)と住み替えてきました。
すべて賃貸です。
今の家は、4人家族なら十分だけど、5人家族になったら早晩狭くなることが目に見えています。
選択肢として考えられるのは、
- 多少狭いのは我慢して、都心のマンション暮らしを続ける
(長子が大学生になったら一人暮らししてもらう) - 郊外に広めの一戸建てを購入or借りる
(通勤時間を犠牲にする)
のどちらかになると思います。
ただ、どちらも選択したくない、本当に、家賃も面積も通勤時間も安全性も、全部手に入れられる場所はないのか…と考えたときに出てきた選択肢が、
地方移住
なのでした。
東京で就職したからって、ずっと東京に住まなきゃいけないわけではない。
転勤という会社都合でもなく、QOLの向上のための地方移住があってもいいのでは?
そう考えているのです。
【追記】そして結局移住を決めました!