通勤圏内移住もありえる?三浦半島移住の検討ポイント
※ここは、東京の子育てに疲弊した3児のワーママが、移住ノウハウを書き残すブログです。
鎌倉・葉山…移住のメッカは私たちに合う?
年始、いただいた年賀状を見ていると、知人より「葉山に引っ越しました!」の知らせ。
連絡を取ってみると、徒歩2分で海に着くという羨ましい場所に住みながら、仕事は都心と葉山と半々で行ってるとのこと。
そういえば職場にも、逗子から通ってきている人や、鎌倉でリモートワークしている人がいる。知り合いの知り合いが移住していった、なんて話もよく聞く。ある意味、移住先として身近すぎて、検討することも忘れていた。
鎌倉や葉山などの三浦半島であれば、仕事など大きく変えずに広々した住居環境が手に入るのか?
とりあえず行ってみることにした。
鎌倉、葉山を経て三崎まで下見
豊島区の自宅を出発して、高速に乗って1時間半、鎌倉到着。
事前に調べて覚悟はしていたが、道が狭い。車道も歩道も狭い。しかも、お年寄りが不意に道を渡ってくるので、運転側としては冷や汗ものだった。
元々「車道も歩道もどーんと広いところがいい!」と言っていた夫は違和感を感じているようだった。
ただ、少し車を走らせたところにある由比ヶ浜は素晴らしく美しかった。
高校の部活の練習なのか、若者の集団がジャージ着て走っており、絵にかいたような青春の1ページを見せてもらった。まぁ夏は、大変なことになってるんだろうけど…。
次に向かったのが葉山の住宅街。
こちらはキレイに整備されており、「閑静な住宅街」という表現がぴったりの場所。
そこから更に、三浦半島を南下。とりあえず街並みを確認しつつ、三崎まで走ることに。
途中、横須賀市の「土地面積500㎡で1000万円後半」という売り物件を住宅情報サイトで見つけ、場所のあたりをつけて見に行ってみた。
…起伏が激しく、道が狭い。まさに田舎の山道。
対抗車が来たら詰む、ということで、車は置いて再度出発。登り切ったところからは海が見えた。
…が、毎日この坂道を往復する生活は、今の自分たちにはちょっと難しそうだった。
やはり、田舎暮らしは自分たちには無理そう。
でも、そのことがわかっただけでも収穫だった。やはり、ネットで体験談を読みまくるよりも、実際に物件を見に行った方が判断が早い。
移住を考えている人は、実際に物件を探して、見に行くことをお勧めします。SUUMOあたりはスマホでも使いやすいので、移住候補地を下見しながら、同時に物件を探したりも可能。
※「地方移住=田舎暮らし」ではない!私が考える地方移住についてはコチラ▼
三浦半島は候補から外すことに
結論として、三浦半島への移住は検討から外すことに。理由は以下。
- 都心からはやっぱり遠い
通勤圏とはいえ、やっぱり遠いな…というのが、今回都内から車で走ってみての率直な感想。 - その割に、住宅費が高い
これは鎌倉・葉山に関してだが、都心からは離れているのにも関わらず、住宅費は高い印象。
イメージでいうと、23区で家族4人が暮らせるくらいのマンションと同じ値段で、少し広めの一戸建てが買える、みたいな。
自然が近くにあったり、歴史的な建造物があったり、教育環境が整ってたりと、代えがたい価値はあるのだけれど、「思ったより安くない」と感じた。
夫が「”おしゃれ”に金を払いたくない」と言っていて、若干言葉は乱暴であるが、私も「まぁ、そうだよな」とほぼ同意。
ブランド化された土地に、こだわりのある人が集まってきて、写真映えのする素敵な暮らしをつくって、更に街の価値が上がって…と、それ自体はまったく問題ないのだけれど、私たちにはその「ブランド」に払うお金はないのであった。
鎌倉・葉山は、まさにそのブランド化された場所なのだと、訪れることで再認識した。
- 自然豊かすぎるところは、私たちには厳しい
三浦半島の先の方まで行くと、住宅費はぐっと安くなるのだけれど、その分自然環境が厳しかったり、平均年齢がぐっと上がったりしており、都会暮らしに慣れ切った軟弱ファミリーの私たちにはハードルが高く、生活していくイメージが湧かなかった。
色々書いてみたけれど、結局、「なんだかピンと来なかった」ということである。
でも、こればっかりは実際に行かないとわからないので、今回思い切って足を運んでみてよかった。
「自分たちが求めている暮らし」も、三浦半島をまわって「いいね!」「ちがうね!」を感じることで、より具体的になったし。
途中の「すかなごっそ」で買ったキャベツと白菜はとてもおいしく、野菜嫌いの子供たちも「おいしい!」と言って食べていた。
野菜が高騰していて、近所のスーパーでキャベツが450円になってたこともあり、ありがたみが増した。
「野菜の収穫」が身近にあるところに住みたいな、とぼんやり思いながら帰路についた。
2018/08/13:追記
その後結局、福岡に移住することにしました。